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独立系FP(お金の先生)という生き方

独立系FPがアメリカで世界の金融を学ぶ④

未経験から独立系FP(ファイナンシャルプランナー)を育成するワンクエスト代表の井 章弥です。

いつもは独立系FPで成功するためのノウハウを書いていますが、現在は2週間のアメリカ出張中ということで、現地での学びをシェアしていきます。

今回は、世界中の優秀なFPが集まるビジネスミーティングに参加して学んだことや感じたことを書いていきます。

女性の投資比率が高まっている

今回のミーティングで特に印象に残ったのは、「投資をする女性が世界的にどんどん増えている」という話でした。

過去10年で、投資をしている女性の割合は約1.3倍に増えていて、あるデータでは男女比がほぼ半々に近づいてきているそうです。

僕自身も独立系FPとして活動する中で、「将来のために投資を始めたい」「夫婦でお金の使い方を見直したい」と相談してくれる女性が、ここ数年でかなり増えたと感じます。

結婚・出産・育児・介護など、女性はライフイベントによって働き方が大きく変わる可能性があります。だからこそ、「いつ何があっても困らないように備えておきたい」と考える人が多いのだと思います。

これまでは「とりあえず貯金」という選択だった人たちが、少しずつ投資に目を向け始めている印象です。

それに加えて、女性の社会進出も大きな後押しになっています。自分で使えるお金が増えたことで、「どうお金を働かせるか」を考える人が増えているのかもしれません。

AI時代におけるFPの役割

投資商品の選定や運用の最適化といった部分は、今やAIが高い精度で対応できる時代になってきました。

では、そんな時代において、FP(ファイナンシャルプランナー)の価値とは一体何なのでしょうか?

今回のミーティングでは、その答えのひとつとして「エモーショナル・インテリジェンス(感情知性)」が鍵だと語られていました。

たとえば、市場が大きく動き混乱したとき、多くの人が冷静さを失い、感情的な判断に陥ってしまいます。そんなときこそ、FPがそばにいて話を聞き、状況を整理して合理的な判断へと導く。これはAIにはできない、人間ならではのサポートです。

さらに重要なのは、そうしたサポートを信頼して受け入れてもらえるような「人間関係」を日常から丁寧に築いておくこと。

AIがどれだけ進化しても、最終的な判断には人の感情が関わります。だからこそ、感情に寄り添い、信頼を軸に行動できるFPの存在価値はこれからの時代にますます大きくなっていくと感じました。

アメリカ・プエルトリコ旅は続く

プエルトリコにはあと2日滞在し、最後にニューヨークを1日視察して、今回の旅は締めくくりです。

世界の金融やビジネスを学べるのは本当に貴重な経験ですが、それと同じくらい、海外という非日常の環境でじっくり自分と向き合える時間も、帰国後に大きな意味を持つと感じています。

引き続き、旅先での学びを発信していきます。独立系FPに興味のある方はぜひ他の記事もご覧いただけると嬉しいです。

「独立系FPがアメリカで世界の金融を学ぶ」
「独立系FPがアメリカで世界の金融を学ぶ②」
「独立系FPがアメリカで世界の金融を学ぶ③」

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