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独立系FP(お金の先生)という生き方

独立系FPは「幸福の資本」を形成できる仕事

未経験から独立系FP(ファイナンシャルプランナー)を育成するワンクエスト代表の井 章弥です。

僕は10年間、独立系FPとして活動してきましたが、この仕事はお金を稼ぐ手段にとどまらず、人生そのものを豊かにしてくれる職業だと実感しています。

この仕事を通じて得られるのは、いわゆる「幸福の資本」と呼ばれる3つの要素です。

お金の知識が深まり、自分の資産も増え、人としての魅力も磨かれていく。そして何より、人とのつながりが格段に深くなります

ワンクエストの仲間の中には「この仕事に出会えて本当に良かった」と話す人がたくさんいます。今回は僕や生徒の実体験をもとにその理由を伝えていきます。

幸福をもたらす3つの資本

一昔前に比べて、お金以外の幸福を求める人たちが増えています。

幸福について考える時に参考になるのが『幸福の「資本」論』という書籍です。

書籍の中で作家の橘玲さんは、人生を豊かにするには「金融資本」「人的資本」「社会資本」の3つをバランスよく持つことが大切だと語っています。

▼金融資本
貯金や投資などお金にまつわる資産のこと

▼人的資本
自分のスキルや経験、健康といった自分自身の価値

▼社会資本
家族や友人、仕事仲間といった人とのつながり

僕自身、独立系FPとして活動するうちに、この3つを同時に育てられていることに気づきました。それは僕だけでなく、生徒たちにも同じように起きています。

独立系FPで3つの資本が手に入る理由

僕や生徒たちの実体験を踏まえて書いていきます。

金融資本

FPの仕事を始めて一番大きく変わったのは、自分の資産です。

FPになるまでは投資の知識があまりなく「積立投資で増やせればいいや」という感覚で投資をしていました。でも、独立系FPとして人に教える立場になると、そうはいきません。

投資信託の仕組みや、債券、不動産、ビットコインといった多様な投資先を改めて学び直しました。その結果、自分でも実際にそれらの投資を始めるようになりました。

今では時代に合わせて投資の配分を変えたり、リスクを抑える工夫をしながら、安定的にリターンを得られるようになっています。仕事で学んだ知識を使って、自分の資産を育てる経験はFPの仕事ならではの成果だと感じています。

人的資本

FPという仕事は、金融の知識だけあればいいわけではありません。

顧客の話をじっくり聴いて理解し、それを相手に伝わる言葉で返す力が必要です。さらに、集客の企画力や文章力、人前で話す力など、多くのスキルが必要です。

ワンクエストの仲間たちも、最初は「自分にできるか不安です」と口をそろえていました。でも今では、自分でセミナーを開き、SNSで集客し、ブログで情報を発信できるまでに成長しています。

独立系FPで身につくトーク力やマーケティング力は、他の業界でも通用します。独立系FPという枠を超えて、人生そのものを豊かにできるスキルになります。

社会資本

FPの仕事で最も深い価値を感じるのが、この社会資本です。

お金という繊細なテーマを扱うからこそ、顧客との信頼関係は自然と深くなっていきます。それは一度きりの関係ではなく、何年にもわたって続くものです。

「こんな話、誰にも言えなかった」と顧客に打ち明けられる場面も少なくありません。僕たちは単なるアドバイザーではなく、顧客の人生に寄り添う存在として見てもらえているのだと思います。

ご紹介をいただける機会が多いのも独立系FPの特徴です。信頼関係を築けば、顧客が家族や友人を紹介してくれます。それは本当にありがたいことです。

こうして人間関係が広がり、感謝されながら働けるFPの仕事を、僕はとても誇りに思っています。

いかがでしたか?

独立系FPという仕事はお金を稼ぐ手段としてだけでなく、人生を豊かにしてくれる仕事です。金融資産、人的資本、社会資本という3つの「幸福の資本」を自然と育てていけるからです。

僕自身も、この仕事を始めてから資産が増え、自信がつき、人とのつながりも深まりました。生徒たちにも、同じような変化がどんどん起きています。

もし独立系FPに興味のある方は、ぜひ他の記事もご覧になってみてください。

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