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独立系FP(お金の先生)という生き方

投資家思考で生きまくる独立系FP(お金・時間・人付き合い・ビジネス)

未経験から独立系FP(ファイナンシャルプランナー)を育成するワンクエスト代表の井 章弥です。

いつもは独立系FPで成功するためのノウハウを書いていますが、気分転換として「独立系FP社長の想い」で価値観を発信しています。

今日は、大切にしている「投資家思考」について書いていきます。

金融投資をはじめて、投資家思考になった

金融投資を始めたのは、10年前の22歳のとき。

それ以来、趣味としても仕事としても「金融投資」に関わる中で、人生全体にも活かせる考え方だと感じ、日々「投資 × 人生」について考えるようになりました。

・最大化を目指すタイミングはいつなのか?(短期・長期)
・リスクとリターンのバランスを考えたとき、合理的な判断はどれか?
・その行動は複利的な利益をもたらすのか?

人生には、仕事・趣味・家族・健康・ファイナンス・知性など、いくつものカテゴリーがあります。これらをどう豊かにしていくかを考えるとき、金融投資から得たヒントを応用して選択するようになりました。

お金の使い方編

お金を使うときは必ず、「投資」「消費」「浪費」のどれかにカテゴライズして考えています。

浪費

一般的に浪費は「ダメなこと」と捉えられがちですが、浪費のない人生はつまらなすぎます。だからこそ、浪費するなら最大限楽しみたいと思っています。

僕自身、浪費にはあまりお金を使いませんが、使うときはまったく金額を気にしません(値段も見ません)。旅行や飲み会の頻度は少ないですが、行くときはしっかりお金を使います。

消費

「仕方がないもの」とされがちな消費も、意外と削減できる余地があります(スマホ代など)。

特に、消費に関しては「何にお金を使ったときに幸せを感じるか?」という自分の価値観を明確にしておくことが大切です。それがあると、消費にメリハリがつきます。

僕自身は年収に比べてかなり質素な生活を送っていると思います。タクシーにも乗らず、食費も1日1,500円程度です(タイパを考えて自炊はしません)。

ただし、家賃だけは少し高めで月24万円(東京23区)。20代前半でタワーマンションに憧れていたこともあり、28歳から5年間住み続けています。フリーランスや経営者は、家賃を上げていく方がビジネスは上手くいくと思います。

家賃はやや高くても、全体的な消費額は年収に比べてかなり低い方だと思います。

投資

役員報酬の半分は金融投資に回しています。これは独立系FPという仕事柄、投資が好きで、勉強にもなるからです。

それ以外にも、自己投資も積極的に行ってきました。10年間で自己投資にかけた金額は約300万円。20代前半は最低限の資産形成をしつつ、それ以外はほぼすべてスクール代などの自己投資に使っていました。

生活はカツカツでしたが、今となっては良い思い出ですし、その投資金額の10倍以上のリターンを得られました。

時間の使い方編

時間の使い方についても、「投資」「消費」「浪費」で分けて考えています。

生活のためだけにしていた仕事は「消費時間」です。今は好きな仕事をしているので、ほとんど消費時間はお風呂や睡眠くらいです。

家族や友達と過ごす時間は「浪費時間」です。この時間は生産性を全く考えずに、かけがえのない豊かさを味わう時間です。人生に浪費時間がなければ、投資時間にも意味がありません

とはいえ、まだ30代なので、「投資時間」が最も多いです。仕事や読書など、成長に繋がることに最も時間を使っています。成果よりも「成長」に価値を置いています。成長さえできれば、いつでも成果に変換ができるからです。

人付き合い編

僕が尊敬するウォーレン・バフェットは、フロリダ大学の講演でこう語っています。

ちょっと考えてみてください。もしクラスメイトの1人の今後の一生分の稼ぎの10%をもらえるとしたら、あなたは誰を選びますか?
1番IQの高い人物を選びますか?それはどうかと思いますね。

では、1番成績の良い人物を選びますか?それもどうかと思います。
最もエネルギッシュな人物や最も独創的な人物でさえ適当ではないでしょう。おそらく皆さんはそれらに加えて性格的な要素を求めるはずです。
なぜなら、知性やエネルギーはここにいる誰もが十分に持っているからです。
たぶん、皆さんが選ぶとしたら、自分が1番素直に従うことができる人物、つまりリーダーシップのある人物を選ぶのが良いでしょう。
そういう人物は人の利益を叶えることができます。寛大で誠実で自分のアイディアであっても人に花を持たせるような人物です。

僕も同じで、「今すごい人」よりも「これからすごくなる人」と付き合うようにしています。

相手の現在の収入はまったく気にしません。「この人はこれから稼ぐだろうな」と感じる人、「稼ぎに関係なく魅力があるな」と思える人とだけ付き合っています。

だからこそ、大変ありがたいことに、周囲の人たちと話す時間がとても学びの多い時間になっています。

ビジネス編

ビジネスにおいても、常に「投資家思考」で考えています。

派手な成長はありませんが、会社経営を始めてから7年間、売上成長を続けています。複利的な成長なので、伸び幅はどんどん大きくなっています。

流行のビジネスには飛びつきません。たとえば今なら「人材紹介」や「インフルエンサービジネス」が儲かっているように見えますが、自分が得意でない分野には手を出しません。

独立系FPビジネスは得意で、やりがいもある。だから続けています。そして、将来性も大きいと思っています。

独立系FPは一気に稼ぐこともできますが、それ以上に「信用」を大切にすれば、生涯にわたって稼ぎ続けられる仕事です。

お客様を豊かにし続ければ、FPも豊かになれるビジネスです。でも、少しの油断で信頼を失う仕事でもあります。だからこそ、謙虚さを忘れず、日々気を引き締めています。

独立系FPビジネスをするうえでも、
・「これは信用を切り売りしているだけではないか?」
・「単利的な報酬ばかりで、複利にはなっていないのでは?」
と自問しながら行動しています。

積み重ならないことは、結果的に幸福度を下げます。だからやりません。少しずつ、着実に豊かになっていくことが、いちばん幸福度が高いと感じています。

そして、その積み重ねがあるからこそ、顧客とも長く良い関係を築けると考えています。

いかがでしたか?

毎日更新のブログのため、短時間でザッと書きましたが、誤解なく伝わっていれば嬉しいです。

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