BLOG 日本にお金を学ぶ文化を創る
独立系FP(お金の先生)という生き方

独立系FPは副業に向いている?5つの理由を解説

未経験から独立系FP(ファイナンシャルプランナー)を育成するワンクエスト代表の井 章弥です。

僕は10年以上、独立系FPとして働いてきました。この仕事は無理に本業として始める必要はなく、副業としても始めやすい仕事です。

例えば、僕がまだ会社員だったころ、平日の夜や土日に知り合いの家計相談を受けていました。無理のないペースで始められたので、家庭や本業に支障をきたすこともありませんでした。

さらに、相談した相手が「またお願いしたい」と言ってくれたことで、自分の知識が人の役に立っている実感も持てました。そこから紹介が広がり、少しずつ仕事として形になっていきました。

今回は、僕自身の体験を交えながら「独立系FPが副業に向いている理由」を5つの視点でわかりやすくお伝えします。独立系FPに関心がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

独立系FPとはどんな仕事?

独立系FPは「中立の立場からお金の相談に乗る専門家」です。

僕がこの仕事に出会ったのは20代前半の頃でした。友人から「家計の見直しって、どうすればいいの?」と相談されたのがきっかけです。

当時は会社員で金融の知識もほとんどありませんでしたが、自分なりに調べてアドバイスしたところ、すごく感謝されました。その経験が、今の道へ進む最初の一歩でした。

独立系FPと聞くと、保険や証券を売る営業職を思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、実際はまったく違います。

特定の金融機関には属さないため、偏った情報提供をする必要はありません。顧客にとって本当に必要な選択を一緒に考えるのが独立系FPの役割です。

扱うテーマは幅広く、住宅・保険・教育費・老後・相続など、人生全体に関わります。資格を取っただけでは仕事にはつながりません。目の前の顧客に寄り添い、コツコツと信頼を積み重ねることで仕事が増えていきます。

僕自身も最初は副業として活動を始め、無料相談からスタートしました。それでも、一人一人との関係を大事にしてきた結果、紹介が少しずつ増えていきました。今では独立して、年間100件以上の相談を受けています。

独立系FPは「人の人生に深く関わる、やりがいのある仕事」だと僕は思っています。

なぜ副業に向いているのか?5つの視点で整理

独立系FPは副業として始めやすく、続けやすい仕事です。

理由は5つあります。
・時間の自由度が高い
・専門性を活かせて、単価が高い
・顧客と継続的な関係を築ける
・小さく始めて大きく育てられる
・将来的な独立も視野に入る

これら5つの視点について、それぞれ具体的な体験を交えながら詳しく解説していきます。

①時間の自由度が高い

独立系FPは自分のペースで働ける自由度が大きい仕事です。

僕がこの仕事を副業として始めた頃は、平日は会社員として働き、夜や土日に相談を受けていました。最初は月に2〜3件ほどのペースだったので、体力的にも精神的にも負担を感じませんでした。

FPの仕事はお客様との1対1の相談が中心なので、日時は柔軟に調整できます。相手の都合に合わせることは必要ですが、土日や夜を希望される方も多いので、副業として活動するには都合が良いと感じました。

②専門性が活かせて単価が高い

独立系FPは学んだ知識がそのまま報酬につながる仕事です。

物を仕入れて売るビジネスとは違い、FPが扱うのは「知識」と「信頼」です。つまり在庫も原材料も不要で、提供するのはアドバイスや情報、判断のサポートです。そのため、利益率の高い仕事と言われています。

僕自身、活動を始めた時に、パソコン1台とネット環境があれば仕事ができることに驚きました。特別な設備や仕入れは一切いりません。

たとえば、教育資金の準備方法について相談されたときは、国の制度や各家庭の収支バランスを踏まえて、いくつかの選択肢を整理しました。

特別なツールは使いませんでしたが、調べた情報をもとに相手の状況に合わせて丁寧に説明したところ、「こんなにわかりやすく整理してもらったのは初めて」と感謝されました。

FPは少ない投資で始められ、専門性を高めるほど単価も上がるため、副業としても効率的に成果を出せる仕事だと僕は感じています。

③顧客と継続的な関係を築ける

独立系FPは一度の相談で終わらず、長く関係が続く仕事です。

多くの人が抱えるお金の悩みは、人生の変化とともに形を変えていきます。就職、結婚、出産、住宅購入、教育、老後と、ステージごとに相談内容も変わるため、継続的なサポートが求められます。

僕が最初に相談を受けた友人とは、もう10年の付き合いになります。当時は「保険の見直し」だけがテーマでしたが、その後も「家を買いたい」「子どもの教育費が心配」「親の介護が始まりそう」など、人生の節目ごとに連絡をくれるようになりました。

生活全体を理解しているからこそ、小さな変化にも気づくことができますし、過去に行ったアドバイスとも自然に連携が取れるようになります。

一度きりでは終わらない。継続的な信頼とつながりが、この仕事のやりがいを大きくしています。

④小さく始めて大きく育てられる

独立系FPは無理なく小さく始めて、着実に育てていける仕事です。

在庫や事務所もいらず、パソコンとネット環境だけで始められます。また、自分のペースで活動量を調整できるため、会社員や主婦など、現在のライフスタイルを崩さずに取り組むことが可能です。

最初はシンプルな家計相談からでも、継続的に経験を積むことで「老後の資金設計」「教育費の準備」「住宅購入の時期と予算」など、サービス領域を広げていくことができます

⑤将来的な独立も視野に入る

独立系FPは働く時間も場所も自分で選びながら、高収入も目指せる仕事です。

この仕事をしていてよく聞かれるのが「FPって稼げるんですか?」という質問です。答えは、やり方次第で年収1,000万円以上も十分に狙えます。実際に、僕のまわりには副業からスタートして、独立後にそれを実現している仲間が何人もいます。

もちろん、最初から高収入を目指すのは難しいですが、FPは積み上げ型の仕事です。経験を重ねるごとに知識の幅も深さも増し、相談者との信頼も積み重なっていきます。信頼が積み重なるほど紹介が増え、活動の幅も広がっていきます。

また、独立後は働き方を自分で決められるだけでなく、相談業務以外にも多様な収入源を作ることができます。自分の得意分野を活かして活動の幅を広げれば、年収を上げていくことができます。

僕自身も「生活にゆとりがほしい」「働き方を自分で選びたい」という思いから独立を決めました。将来的に独立を目指したい人にとって、FPは「自由」と「収入」の両立が可能な数少ない仕事のひとつだと感じています。

いかがでしたか?

独立系FPは副業としても本業としても、将来性の高い仕事です。「今の働き方に不安がある」「人の役に立つことをしたい」「将来は自分の力で働きたい」と考えている人にはおすすめです。

もし独立系FPに興味のある方は、ぜひ他の記事もご覧になってみてください。

「未経験から独立系FPを育成する講座」の新規受講者も募集しております。僕や実際に独立系FPとして活躍する先輩が相談に乗りますので、ご興味のある方はお気軽にカウンセリングフォームからお申し込みください。