【実例あり】未経験から独立系FPの副業→年収アップした卒業生ストーリー

未経験から独立系FP(ファイナンシャルプランナー)を育成するワンクエスト代表の井 章弥です。
僕らの独立系FP育成スクールでは、未経験からでも「副業FP」として活動できる力を育て、やがて独立・収入アップを目指していくことをサポートしています。
実際に、未経験から副業FPとして一歩を踏み出し、年収を大幅にアップさせた卒業生がたくさんいます。本記事では、そのうちの1人の事例を運営者の立場からご紹介します。
この生徒は最初はまったくの金融未経験。それでも「自分の力で収入を増やしたい」という強い思いを持ち、コツコツとステップを積み重ねていきました。その結果、今では独立系FPのお仕事のみで安定した収入を得られるようになっています。
その成功までの過程を具体的なエピソードを交えながらお伝えしていきます。ぜひ、これから副業や独立を目指す方は参考にしてみてください。
まずは金融知識の習得
僕たちのスクールでは「投資だけ」「保険だけ」「不動産だけ」といった部分的な知識ではなく、金融全体を横断できる知識を大切にしています。
独立系FPは特定の商品を売るのではなく、クライアントにとって本当に最適な提案をする立場です。だからこそ、投資・保険・不動産・税金・ライフプラン設計など、幅広い知識を網羅的に持っていることが求められます。
今回紹介する卒業生も、スタート時は「投資ってNISAだけ?」「保険って何の保障が必要なの?」「不動産投資ってこわい..」という状態でした。しかし、スクールで体系立てて学ぶなかで、それぞれの知識がどう連動しているかを理解し、クライアントに対して「総合的な資産設計」を提案できる力を身につけました。
自分自身の家計管理も磨いていく
スクールでは座学だけで終わらせず、学んだ知識をすぐに自分の家計に応用することを推奨しています。この卒業生も、学び始めた直後から保険を見直したり、投資のポートフォリオを組み直しました。
自分の家計改善を通じて「実際に結果を出す」ことで、クライアントへの提案にも説得力が増していきます。
未経験でも「プロに負けない知識」を身につける
僕たちのスクールでは、未経験者でも現役のプロに引けを取らないレベルまで成長できるカリキュラムを用意しています。
知識がゼロだからといって、ハードルを下げたり、優しい内容にとどめたりはしません。顧客側にとってはFPが未経験者かどうかなど関係がないからです。今回紹介している卒業生も、半年後で金融機関に勤める人たちとも十分に渡り合えるだけの知識レベルに到達しました。
もちろん、知識を詰め込むだけではプロとは言えません。単なる暗記やマニュアル的な提案ではなく「クライアントの問題をどう解決するか」という視点から思考力と提案力を養っていきます。
独立系FPとしての認知を獲得していく
独立系FPとして副業をスタートさせたら、まずは自分の存在を周囲に知ってもらうことが大切です。どれだけ知識やスキルを身につけても「誰にも知られていない状態」では相談も依頼もやってきません。
ここからは、卒業生が実践した「無理なく認知を広げる方法」をご紹介します。
最初の認知は「身近な人」から始める
まずは身近な人たちへの認知活動をスタートしていくのがお勧めです。今回紹介している卒業生も最初の一歩はとてもシンプルでした。「最近、独立系FPの仕事を始めたよ」と、友人や家族に伝えることから始めたのです。
この段階で大切にしてもらっているのは、絶対に売り込まないこと。「相談に乗ろうか?」と営業するのではなく、あくまで「こういう活動をしているんだよ」と、軽く伝えるだけに留めます。
ニーズがない人に営業をかけると、信用を失うだけです。だから、無理に契約を取ろうとする必要はまったくありません。自然な形で活動を知ってもらい、相手にニーズが生まれたときに"最初に思い出してもらえる存在"になることがゴールです。
一定数の相談は必ず生まれる
よほど悪い生き方をしていなければ、数人からは「お金の相談に乗ってほしい」と言われます。すぐに言われなくても、人それぞれのタイミングで相談がきます。
焦って営業をかけることはなく、自分が真剣に取り組んでいることを伝え、信頼を積み重ねることが大切です。
コンサルティングスキルを身につける
周囲に活動を認知してもらった後に必要なのは、実際に人の役に立つスキルを磨くことです。独立系FPはただ知識を持っているだけでは価値を提供できません。
相手の課題を深く理解し、最適な解決策を提案できる「コンサルティング力」が求められます。ここでは、卒業生がどのようにしてそのスキルを身につけたかをご紹介します。
モニター募集で実践経験を積む
自然に相談が来るのに加え、僕たちがスクール生にお勧めしているのがモニター募集です。いきなり本格的なコンサルティング案件を受けるのではなく「無料または低価格」で実践の場を作ります。
今回の卒業生も、まずは「FP相談モニターを募集しています」と友人たちに伝え、数名の相談者を集めました。この時点では完璧な提案ができなくても問題ありません。大切なのは、友だちだからといって軽い気持ちで取り組まず、真剣に課題解決をする姿勢です。
わからないことは素直に引き受けて、調べて答える
モニター相談を受けると、当然ながらわからないことにもたくさん直面します。この卒業生も、最初の頃は「住宅ローン控除の適用条件は?」「NISAとiDeCo以外のおすすめの投資は?」など、相談者からの質問に即答できないことが何度もありました。
でも、それで落ち込む必要はありません。運営者である僕たちも「わからないことが出るのは当然」と伝えています。大事なのは、その場で適当に答えないこと。「調べてからきちんと回答します」と伝え、後から丁寧に回答することです。
先輩FPからアドバイスをもらいながら成長する
モニター相談を進める中で、卒業生たちはスクール内の先輩FPや講師にも積極的に相談します。
「こんな相談内容だったんですが、どう答えたらいいでしょう?」
「他にもっといい提案はないでしょうか?」
こうして経験者からリアルなフィードバックをもらうことで「自分にはない金融の考え方」をどんどん吸収することができます。
今回紹介している卒業生はモニター相談を積み重ねるなかで「相談されることが楽しい」と感じるようになり、自信をつけていきました。コンサルティングスキルは机上で身につけるのではなく、実践を通じて少しずつ磨いていくものです。
SNSで認知をさらに拡大させる
次に意識してもらうのが「より広い認知活動」です。友人や家族といった身近な人への発信だけでは、徐々に限界が来ます。より多くの人に自分の存在を知ってもらうためには、SNSを活用するのがおすすめです。
ここでは、卒業生がどのようにSNSを使って認知を拡げていったのかを紹介します。
どのような発信をしていくか
「どんな発信をすればいいか分からない」という声はよくありますが、答えはシンプルです。それは、自分が学んだこと、気づいたこと、実践してうまくいったことをシェアすること。
「NISAを始める前に知っておきたい3つのポイント」
「保険を見直すときに注意すべき落とし穴」
こんな形で、読んだ人の役に立つ情報をコツコツと投稿していくのです。
この卒業生も、最初は「いいね」や反応が少ない中でも地道に投稿を続けていくことで、次第にフォロワーが増え、SNS経由で相談依頼が入るようになりました。
正しいやり方を続ければフォロワーは必ず増える
SNSでの発信には「続けること」と「正しいやり方でやること」の両方が必要です。
僕らのスクールの卒業生には、既にインフルエンサーとして活動をしている人も多いため、SNS運用のノウハウを教えてもらうことができます。今回ご紹介している卒業生も、最初はフォロワーが全くいない状況から、今では約5,000人のフォロワーを作ることができました。
コミュニティで勉強会を開催させてもらう
SNSで一定の認知を獲得できたら、次に目指すべきステージは、信頼性をさらに高めることです。自分で勉強会を開催したり、特定のコミュニティで講義をさせてもらいましょう。
卒業生がどのようにして講義の機会をつかみ、さらに影響力を広げていったかをご紹介します。
影響力のある人から信頼を得る
僕たちのスクールでは「影響力のある人との関係性づくり」も重要な学びの一つにしています。既に信頼を得ている人たちと繋がり、評価してもらうことが、次の成長ステップになるからです。
今回紹介している卒業生も、SNS発信を通じて、あるオンラインコミュニティの主催者に声をかけてもらいました。最初はカジュアルなやり取りから始まり、徐々に信用を得る中で「よかったら、うちの勉強会で話してみない?」と講義の機会をいただくことができたのです。
講義経験がさらなる認知と信頼を生む
初めての講義では「ライフプラン設計の基本」というテーマで話をしました。
講義後には、参加者からたくさんの「わかりやすかった!」「もっと話を聞きたい!」という声が寄せられ、講義をきっかけに、新たな相談依頼やSNSのフォロワー増加にもつながりました。
こうした講義の機会は、単なる知識のアウトプットではなく「この人は信用できる」「この人に相談したい」と思ってもらうことが大切です。
自然と紹介が増えていく
次第に「自分から営業しなくても相談が舞い込んでくる」という理想的な状態が訪れます。これは独立系FPにとって、最も安定した仕事の流れを作るための重要なポイントです。
ここでは、卒業生がどのようにして自然な紹介の連鎖を生み出していったかを紹介します。
顧客へのヒアリングを大切にする
紹介が生まれる背景には、一つ大事なポイントがあります。それは、目の前の相談者に対して徹底的にヒアリングをすることです。
ヒアリングとは、単に「困っていること」を聞くのではありません。相手が気づいていない潜在的なニーズまで掘り起こしましょう。
・将来、どんなライフプランを描いているのか
・これまでお金に関してどんな経験をしてきたか
・本当はどんなことに不安を感じているのか
そういった深い部分まで丁寧に引き出し、共感し、理解することが大切です。
今回の卒業生も、相談者に対して「表面的な質問」で終わらず、じっくりと話を聞き、心から寄り添う姿勢を貫きました。この徹底したヒアリングが、「またお願いしたい」「誰かにも紹介したい」という気持ちを自然に引き出すきっかけになりました。
自分ができることを幅広く伝える
さらに、「今回の相談テーマ以外にも、こんなこともサポートできますよ」と、自然な形で伝えることもポイントです。
「自分がサポートできる領域」を広く知ってもらうことで、相談者の中で「そういえば友人が困っているから紹介したい」という話が出てきます。顧客は自分のできることをあまり把握してないことが多いので、自分から積極的に伝えていくことが大切です。
いかがでしたか?
本記事では、スクールの生徒の成功事例の1つを解説いたしました。成功パターンは1つではないので、自分自身にあったやり方を見つけていくことが大切です。もし独立系FPに興味のある方は、ぜひ他の記事もご覧になってみてください。
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