創業から7年、独立系FPを始めて10年。

独立系FP(ファイナンシャルプランナー)の井 章弥です。
本日、3月12日はワンクエストの創業記念日ということで、久しぶりに今の心境を綴ってみます。
いつも応援してくださっている方々、ワンクエストの仲間たち、ワンクエストに興味を持っている方々に読んでいただけると嬉しいです。
信じてくれる顧客や仲間たちに感謝
毎年、創業記念日に最初に思うのは顧客や仲間たちに対する感謝の気持ちです。
毎日やり甲斐を感じながら、新しい挑戦ができているのは皆さんのお陰です。いつも本当にありがとうございます。
「金融」という形のないビジネスは周りからの"信用"と"信頼"がなければ継続ができません。
これからも「ワンクエストと関わって良かった」と長期的に思ってもらえるように日々精進していきます。
久しく会えていない方も多いですが、関わってくださった全員に対する感謝の気持ちは忘れていませんし、心では常に繋がっている感覚があります。
何か困ったことや話したいことができた際には、いつでも対面でお会いして語り合いましょう。
創業期から大切にしている在り方
ストレングスファインダー(自己分析ツール)で「1位.未来志向」「2位.着想」の人間なので、意識しないと過去を振り返る機会もないのですが、創業期から今までを振り返った時に、ずっと大切にしてきたことが1つだけあります。
独立系FPとして、会社経営者として、毎日のように自分自身に"在り方"を問い続けるということです。
「今の自分からサービスを受けたいか」
「今の自分と働きたいか」
この質問に即答で「Yes」と答えられる自分自身で在りたいと思って7年間ビジネスをやってきました。
世界中の他の誰でもなく、心から自信を持って自分を選べるかどうか。選べるだけの生き方をしているか。
まだまだ能力では未熟な部分もありますが、せめて在り方だけは自分自身を誇れる生き方をしたいと思っています。
これからも驕ることなく、臆することなく、日々の積み重ねを大切にして生きていきます。
「金融」に対する社会の変化
創業期の2018年は日本人の金融リテラシーが皆無でした。
独立系FPの仕事を始めたのは2015年。周りに「投資の重要性」を伝えるたびに「怪しい」と返されました。
多少の寂しさはあったものの、社会の常識よりも自分の金融知識(考え方)に自信があったので、むしろワクワクした気持ちの方が強かったと記憶しています。
大げさに例えると、天動説が当たり前の時代に、自分だけが地動説を唱えている状態です。
そういった意味では、2015~2020年に自分を信じてくれた顧客や仲間には特別な想いもあったりします。
そして、コロナ禍以降から「金融教育」が社会に広まり、僕らに対する見方も大きく変わったように感じています。
「怪しい」と言っていた友人からは「先見の明があったね」とも言ってもらえるようになりました..。
創業期は「金融教育」を推して事業展開していた僕らですが、今は「独立系FP」を主軸に事業展開しています。
日本にお金を学べる環境はできたけれど、「安心してお金の相談ができる相手」はまだまだ少ないと考えているからです。
世の中に医療情報が溢れても、お医者さんに診察をお願いするのと同様に、金融業界に独立系FP(お金のお医者さん)は必要です。
ただ、「信頼できるFPがいない」「提案されたものが良いものかわからない」という声をよく聞くのが現状であり、信用に欠けるFPや金融知識に乏しいFPが多いのも事実です。
また、FPには営業力(悪く言えばその場を納得させてしまう話術)のある人も多いので、契約して数年後に後悔する人が後を絶ちません。
こういった状況を変えるべく、人間としても信頼が置けて、金融のあらゆる分野(投資、保険、不動産、税金など)に詳しい独立系FPを日本に増やしたいと考えています。
いま会社として取り組んでいること
まず、僕個人のお話をすると、お金コンサルティングをする機会は減り、月に3名程度になりました。
積極的な募集はしていませんが、お金のコンサルティングは好きですし、知人や知人の関係者(友人、家族など)には全力貢献していきたいので、周りでお困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。
会社としては「独立系FPを育成する体制」を整え、「顧客に価値提供できる範囲」を広げ続けています。
独立系FPの育成は結構難しくもありますが、役員陣やメンター陣が「未経験から独立系FPを目指す人」に対して、人生を変革させるくらいの向き合い方はしているので、やり甲斐はとても感じています。
ワンクエストのメンバーそれぞれに「独立系FPを目指した想い」があり、その想いを実現するために「自分の弱さ」とも向き合って、みんな日々成長しています。
そして、仲間たちの挑戦と成長を感じる度に自分自身も気が引き締まり、日々を積み重ねることができています。
また、創業当初は何もなかったところから「投資」「保険」「不動産」「税金」のサービスを作り、今では個人のあらゆるお金の悩みを解決できるようになりました。
もちろん、解決できるだけでは50点なので、感動してもらえるようなサービスにできるように日々尽力しています。
これからは富裕層向け・50代以降向けのサービス、法人向けの財務や資産運用サービスも作っていきます。
満足度の高いサービスを実現するのは簡単ではありませんが、目の前のことを一歩ずつ着実にやっていきます。
「日本一の独立系FP集団」の実現に向けて
新しいサービスを作っても、それを広めたり、質の高い価値提供をできる仲間がいないと成り立ちません。
そういった意味でも、いつも応援してくれる方々や、ワンクエストの独立系FP仲間たちには感謝してもしきれません。
その感謝の気持ちを「価値」で返していくためにも、自分自身がより成長していく必要性を日々感じています。
そして、いま目指しているのは「日本一の独立系FP集団」を創り上げることです。
日本一に拘りがあるわけではないですが、自分自身が心から納得できる状況を創りたいです。
より具体的に言うと「FP業界において最も美しい(みんなが幸せになる)と思えるビジネスモデルを築き、そこで活躍できる独立系FPを増やし、経済的にも精神的にも豊かになれる人を1人でも増やしたい」と思っています。
独立系FPの仕事は「顧客のファイナンスを解決することだけではない」と僕は捉えています。
人生において「お金」は極めて重要であり、そう簡単に相談できるものでも任せられるものでもありません。
そんな重要な「お金の相談」をきっかけに、頼ってくれる人の人生全体(家族、趣味、思考、未来)を豊かにすることが独立系FPの仕事だと思っています。
僕自身、独立系FPの仕事は天職だと思えていますし「独立系FPの仕事はおもしろい!」と思える人は潜在的にもっと多いはずです。
もし、これからのキャリアに悩んでいる人は独立系FPの仕事を選択肢の1つに入れてもらえたら嬉しいです。金融知識ゼロでも、複業からでも構いません。一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。
これからもよろしくお願いいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
創業7年の節目で何か変わるわけではありませんが、久しぶりに社外に対しても想いを発信してみました。
関わってくださる皆様のお陰で、より自信のあるサービスを作ることができています。
もちろん大変だと感じる日もありますが、未来を明るく思い描くのは得意なので、これからも道草を楽しみながら会社経営に取り組んでいきます。
改めてこれからもよろしくお願いいたします!