「お金が欲しい」人の5つの欲求とは?

独立系FPの井 章弥です。
「人生」と「お金」は切り離せない関係ですが、なぜ人はお金を欲しがるのでしょうか?
そこには人間の深層心理に根ざした5つの欲求があると言われています。
今回はそれを解説しつつ、自分の場合はどうなのかを考えてみました。
「お金が欲しい」人の5つの欲求
1. 欲しいモノを買いたい(物質的欲求)
2. モテたい(性的欲求)
3. いい暮らしを自慢したい(承認欲求)
4. 寄付をしたい(貢献欲求)
5. 自分が知らない世界を体験したい(知的欲求)
1. 欲しいモノを買いたい(物質的欲求)
一番わかりやすいのが「モノを手に入れたい」という物質的欲求です。
・高級ブランドのバッグや時計
・最新のガジェットや車
・理想のマイホーム
目に見える“物”を手に入れることで、満足感や優越感を得たいという欲求が根底にあります。
この欲求は短期的な満足を与える一方で、次々と新しいモノを欲しくなる「欲望のループ」に陥ることもあります。
2. モテたい(性的欲求)
お金を使うことで「異性にモテたい」「魅力的に見られたい」という欲求も強い動機の一つです。
・オシャレなファッション
・美容やジムでの自己投資
・高級レストランやデートスポット
こうした使い道は、異性からの注目や魅力的に見られたいという性的欲求を満たすためのもの。
根本にあるのは「自分に価値を感じてもらいたい」という欲求です。生存本能の1つとも言えます。
3. いい暮らしを自慢したい(承認欲求)
SNS時代において「他人から羨ましがられたい」という欲求はますます強くなっています。
・海外旅行でのラグジュアリーな写真
・高層マンションからの景色
・高級車をSNSで披露
これらは「自分は成功している」「他人より優れている」とアピールし、承認を得るための行動です。
他人の評価がモチベーションとなるため、自己肯定感が他人依存になりやすいのが特徴です。
4. 寄付をしたい(貢献欲求)
お金を「誰かのために使いたい」という貢献欲求も存在します。
・寄付やクラウドファンディング
・困っている人を助ける活動
・社会問題の解決にお金を使う
自己実現や存在意義を感じたい人に多い欲求です。
お金を使うことで「誰かの役に立っている」と実感でき、精神的な満足感や幸福感が得られます。
5. 自分が知らない世界を体験したい(知的欲求)
最後は「新しい世界を知りたい」「自分の可能性を広げたい」という知的欲求です。
・海外旅行や留学
・セミナーや自己投資
・趣味や資格取得
お金を使って自分の視野や経験値を広げることに価値を感じるタイプです。
「成長したい」「自分の世界を広げたい」という知的好奇心が強い人は、消費よりも「体験」や「学び」にお金を使う傾向があります。
どれに当てはまりますか?
誰もが5つの欲求それぞれ少しは持ち合わせているのではないでしょうか?
一方で、その中でも共感の強弱はあるかと思います。僕の場合は以下のような感じでした。
1. 欲しいモノを買いたい(物質的欲求)
僕の場合、これは1番小さいです。
20代前半のときは高級ブランドを身に着けている人に憧れもありましたが、実際に買えるようになっても高級ブランドを身につけることはありませんでした。
そしてミニマリスト思考になったので、むしろモノをあまり持ちたくなくなりました。
2. モテたい(性的欲求)
これは人並みにあるかなと。
というか、会社経営をしている男性でこれが皆無の人はいないんじゃないかな。笑
女性にモテたいというよりも「かっこ悪い自分を見たくない」という気持ちが強いかもです。
体型には既に気を遣っていて、脂質少なめの食生活を心がけて、運動も週3以上で習慣化しています。
美容はアートメイクをやったのと、少し高めの美容室に行くようになったくらいですが、見た目の劣化を感じた瞬間にお金かけ始める気がします。
3. いい暮らしを自慢したい(承認欲求)
これは物質的欲求の次に小さいです。
仕事を意識して、SNSウケのために自慢のような発信をすることもありますが、承認欲求は周囲よりも少ない方だなと感じます。
もちろん0ではないので、誰からも全く承認されない人生はさすがに病みそうです。笑
4. 寄付をしたい(貢献欲求)
意外とこの欲求が自分は強いことに最近気づきました。
大学時代に途上国支援をしていたので、もともと少しはあったと思いますが、最近はより強めです。
大切な人が困っていたら無期限でお金を貸すし、返ってこなさそうな人には少額をあげたりします。
その度に「与えられる自分で在れて良かったな」と思います。
もちろんお金だけではなく、いろんなものを与えらえる人間で在りたいなと思っています。
最近、「豊かさ=与えられるものが多い状態」と自分の中で定義したくらいです。
5. 自分が知らない世界を体験したい(知的欲求)
自分の中で、お金が欲しい最大の理由はこれです。
お金があることで新しい世界を知れることは本当に多い。
20代前半の時、お金持ちに憧れた理由もいま振り返ると知的欲求だったと思います。
「お金持ちの世界ってどんな感じなんだろうな〜」と。
お金を使って新しいものを学びたいという気持ちもありますが、それ以上に「お金を稼ぐことでたまたま知れた新しい世界」に価値を強く感じます。
「人を雇用するってこんな気持ちなんだな~」と新しい感情を知ることもありますし、芸能人やアスリートとの御縁があって刺激を受けることもあります。
僕の場合、これらのような新しい体験によって満たされる知的欲求はとても強いと感じます。
いかがでしたか?
僕は日頃から「お金の感性」を磨いていくことが幸福に直結すると思っています。
今回のテーマでいえば、お金が欲しい理由が明確になるほど仕事は頑張れるし、お金の使い方も上手くなります。
是非みなさんも考えてみてもらえたら嬉しいです。僕と話す機会のある人は是非どうだったか教えてください!
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