独立系FPは副業から始められる?

未経験から独立系FP(ファイナンシャルプランナー)を育成するワンクエスト代表の井 章弥です。
今回は「独立系FPは副業から始められる?」というテーマで解説していきます。
日本で金融教育が普及していく中で「独立系FPに相談したい」「独立系FPになりたい」と考える方が増えています。しかし、まだ独立系FPの数は少なかったり、独立系FPをいきなり本業にすることは簡単ではないという現実もあります。
時代からは求められているけど、一定のハードルもある独立系FPビジネスは「副業から始められるのか?」について、僕の経験談も含めて解説していきます。
独立系FPは副業から始められる!
むしろ、独立系FPの仕事は副業から始めるべきというのが僕の考えです。僕自身、副業から独立系FPのキャリアをスタートしていますし、僕の周りも副業から始めて本業に変えていった人が大半です。
独立系FPの仕事はオンラインを活用すれば時間も場所も自由なので、本業の時間を調整せずに空いた時間で仕事ができます。ただ、勉強時間は必要なため、最低でも1日1時間(週7時間)ほどの確保はできる状態からスタートするのが好ましいでしょう。
独立系FPを副業で始めるメリットとデメリット
独立系FPを副業で始める1番のメリットはリスクを下げられることです。いきなり本業から挑戦をしてしまうと、金銭的に苦しい状況に陥るリスクがあり、人のお金の相談に乗っている場合ではなくなります。まずは副業から始めて、自分の性格に合っていそうか、稼げそうかどうかを確認してから本業に切り替えるのが良いでしょう。
独立系FPを副業で始めるデメリットは①顧客に本気度が伝わりにくいこと、②顧客と時間が合わない場合があることです。①に関しては、顧客によっては副業であることからプロフェッショナル性が伝わりにくいと感じられることもあります。そのため、副業から始めるにしても副業であることを自らは伝えない方が良いでしょう。②に関しては、独立系FP側と顧客側が共に時間の融通が利かない場合に問題となります。これは仕方がないことなので、顧客の属性を考えてマーケティングをしていく必要があります。
副業から本業に切り替えるタイミング
独立系FPの仕事を副業から始めて本業に切り替えるのは月10万円を安定して稼げるようになったタイミングがお勧めです。本業以外の時間で月10万円を稼げるのであれば、本業に切り替えても安定して月30万円は稼げるでしょう。実際に僕が育成している独立系FPのメンバーもそのタイミングで本業に切り替えて、生活していくことができています。
また、本業をライスワーク(ご飯を食べるための活動)として、副業の独立系FPをライフワーク(夢や自分の好きなことを追い求める活動)として仕事にする人もいます。お金の悩みがこの世の中から無くなることはないので、独立系FPの仕事は副業でも一生続けることが可能です。
独立系FPを副業で成功させるためのコツ
副業として独立系FPを始める時に1番苦戦するのは、フリーランス(個人事業主)としてのマインドセットです。会社員を本業としながらフリーランスとして独立系FPの副業をスタートする方が多いですが、会社員しか経験がない人にとってフリーランスとして活動していく時には大きなギャップを感じるはずです。例えば、会社員だと上司から仕事が振られますが、フリーランスだと自分で仕事を作り出す必要があります。他にも時間管理や個人のブランディングなど、会社員では学べないマインドセットやスキルを新しく習得する必要があります。
会社員しか経験のない人が独学でいきなりフリーランスに挑戦しても苦労するため、既に独立系FPとして上手くいっている人から学びながら成長していくのがお勧めです。
いかがでしたか?
僕が独立系FPとして9年間活動してきた経験をもとに『独立系FPは副業から始められる?』について解説してみました。独立系FPの働き方について興味のある方は、ぜひ他の記事もご覧になってみてください。
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